2018/08/29 11:12

こんにちは!

そろそろ八月が終わると言うのにまだまだ暑いですね(>_<)

熱中症に気を付けましょう!

 

今日はまた文様について少しお話します。

テーマは【縞】です♪

では文様の話2回目です(^^)/


「縞」は直線で構成する幾何学模様ですが、他と違うのは織の手法によって生み出されたものであることです。

経糸の配し方、緯糸の通し方によって表現される文様のことを一般的に言い、

格子も基本的には縞柄の仲間なんです!

中世まで、横方向の縞を段、縦方向の縞を筋と呼んでいました。

しかし、室町時代に南方貿易で珍しい織物が舶載され、その多くが段や筋、格子の織物であったころから、

南の島から舶載された織物を嶋物と呼んで、縞の字を当てるようになりました。

桃山から江戸時代初期には、日本貿易や南蛮貿易により木綿の縞織物がもたらされ、

「唐桟(とうざん)」と言って喜ばれ、時を同じくして日本でも綿花の栽培が広まり、江戸時代中期には

地産業として綿織物を奨励する藩も多くなりました。

このような背景から縞物は庶民の日常着に欠かせないものとして今に続いています。

また江戸時代には、歌舞伎役者は自分の紋や名からデザインした縞着物を用い、璃寛縞(りかんしま)や

芝翫縞、六弥太格子などと独自で風変わりな趣向の縞を流行させました。


今はボーダーやストライプと呼ぶ方がほとんどですね!

洋服にも人気のボーダーやストライプにそんな背景があったなんて知りませんでした(;´・ω・)

奥が深いです(*´ω`*)